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永井 良治; 沢村 勝; 菊澤 信宏; 羽島 良一; 西森 信行; 峰原 英介
第14回加速器科学研究発表会報告集, p.362 - 364, 2003/00
原研エネルギー回収型リニアック駆動自由電子レーザー(JAERI ERL-FEL)の安定性向上のために、高周波基準信号分配用ケーブルの電気長を室温及び大気圧の変動に対して安定化した。室温の変動に対しては、一般的に電気長温度安定性の高いことが知られている同軸ケーブル(絶縁体に高発泡ポリエチレンを使用したケーブル)に温調を施すことにより安定化を行った。大気圧の変動に対しては、温調の設定温度を適当に選ぶことで、その影響を小さくできることがわかった。その結果、当初の目標通りにすべての高周波回路間の位相の変化を0.1deg.以下にできることがわかった。
瀬口 忠男; 八木 敏明; 三井 久安*; 増本 博*; 塩野 武男*; 牛木 雅隆*; 中村 宏*; 小野 真一*; 張 東成*
電気学会論文誌,A, 116A(2), p.157 - 162, 1996/02
耐放射線性の高い熱可塑性ポリイミドを用いて外径1.7mmの同軸ケーブルを試作し、その耐熱性と耐放射線性を電気特性と機械的特性から評価した。250Cの窒素ガス中で線照射した場合は10MGy、室温窒素中照射で100MGyに耐えることがわかった。また、放射線で架橋が起り、結晶化しなくなることが、DSC測定で確かめられた。
工藤 隆弘*; 水島 俊彦; 角田 恒巳; 中沢 利雄
DEI-91-136, p.59 - 68, 1991/12
原子力船「むつ」の核計装用同軸ケーブルの交換時期も検討するため、実装と同仕様のプレハブ型ケーブルを製作し、照射試験を前回行った。その結果、試験に供したプレハブケーブルは、~510R程度までの照射線量に耐えることが判った。さらに、今回、追加試験としてコネクタ部の照射試験を行った。その結果、プレハブケーブルの照射による劣化は、ケーブルよりもコネクタ部の寄与が支配的である。これにより、コネクタ部の重要性が確認できた。また、同ケーブルは、前回の照射試験で得られた値と同程度の照射線量まで耐えることが確認できた。
摺木 正二*; 角田 恒巳; 水島 俊彦; 中沢 利雄; 金沢 文一*
EIM-89-124, p.27 - 36, 1989/12
原子力船「むつ」実験航海に向けた各種機器の保守点検の一環として、核計装用同軸ケーブルの交換を実施するにあたり照射試験を実施した。同軸ケーブルは核計装中性子検出器に接続されるもので、予測される被曝線量もかなり高く、そのうえ微少な信号を扱う特殊性がある。この為主として電気的な特性面から評価を行った。その結果、試験に供したプレハブケーブルは、~510R程度まで使用に耐えることが判った。
角田 恒巳; 浅川 直記*; 新郷 善興*; 山本 朋敬*
Proc.30th Int.Wire and Cable Symp., p.286 - 293, 1981/00
高温、高放射線の厳しい環境下で使用することを目的に、充分な可とう性を持つ計装用同軸ケーブルの試作開発を行った。Glass fiber等の無機材を主体とした新しい絶縁構造とすることにより、1)10R以上の高線量照射にも安定な絶縁層を維持し、電気特性、伝送特性ともに十分な耐力を有する。2)IEEE、消防法等による燃料試験においても、耐火性を十分有し、火災等の最悪環境下でも各種安全操作を助けることができる。3)200~400Cの高温環境下でも、高絶縁特性を維持する。など、通常時はもとより異常時にも対処し得る同軸ケーブルが得られた。
田中 隆一; 田村 直幸
電気学会論文誌,A, 100(3), p.141 - 148, 1980/00
同軸ケーブルが高放射線場にさらされている場合,内部導体と外側のしゃへい導体の間に放射線誘起電流が発生することは従来からしばしば指摘されており,放射線照射下における電磁気的な過渡現象の解明(1),絶縁物の放射線誘起電流の測定,電離箱による電線量率測定(2)などにおいて重要な問題となっている。X,線による同軸ケーブルの誘起電流はコンプトン電子や光電子の発生および吸収が主たる原因であり,その発生機構に関しては,簡単な物理的モデル(3)およびそれをもとにした解析的な近似計算(4)(5)やモンテカルロ計算(6)がなされている。しかし、これらの報告においては発生機構は非常に単純化され、かつ実験結果との比較および検討がほとんどなされていない。このため実験と比較しやすい単純な物理的モデルを仮定し,より厳密に発生機構の検討を行なった。
角田 恒巳; 浅川 直記*; 山本 朋敬*; 新郷 善興*
EIM-80-100, p.75 - 84, 1980/00
高速炉一次系のように高温・高放射線の厳しい環境下で使用することを目的に、glass-fiberを主体として一部にポリイミドを含浸した無機・有機複合絶縁の同軸ケーブルを試作し、高温・高放射線下で電気的な特性試験を行った。その結果、微少な信号を伝送する同軸ケーブルとして重要視される絶縁抵抗は良好な値を示し、200C、=10R/hrの環境下でも10M・Kmの高い値を得た。また400Cの高温下でも好絶縁性を示すことから、同炉の異常時にも各種の安全操作を行うに十分な機能を有している。また、無機系絶縁材のボイドやギャップなどによる耐電圧低下、部分放電発生などが懸念されたが、十分な絶縁耐力を有し、直流部分放電電荷も=10Cを超えない。などが確認でき、高温・高放射線下でも絶縁層劣化及びその促進が無いことが判った。